こんにちは、9月ももう終わり、10月に入りますね。
10月になると、「神割崎」(かみわりざき)の日の出を見ることができます。
10月下旬頃に、神割崎の岩の裂け目から朝日がのぼります。
神割崎からの日の出を見られる時期は、年2回、
例年 2月中旬頃と10月下旬頃です。
それぞれ、一週間くらいの期間、岩のあいだからの日の出を拝むことができます。
■神割崎の伝説
その昔、戸倉村と十三浜村の村境が明確化されておらず、境をめぐって争いが絶えなかった。ある日、大鯨がこの磯浜に打ち上げられたことでいよいよ互いに所属を主張して譲らず、すると三日目の夜、凄まじい雷鳴とともに落雷があり、巨岩と大鯨は真っ二つに裂けた。これは神のお裁きと受け、長い間の境争いは解決されたという。
(参考:佐々木徳夫・吉岡一男・武田八洲満 著『宮城の伝説』)
戸倉村は現在の南三陸町にあり、十三浜村は現在の石巻市にあります。現在もなお、神割崎は、南三陸町と石巻市の境となっているということです。